精子提供の方法でシリンジ法より体外受精をおすすめする理由

性病精液検査により安全

シリンジ法で容器受け渡しによる提供を受ける場合は、性病検査結果と精液検査結果は精子ドナーの言い分を信じるしかありません。本当に精子ドナー本人の検査結果か、パソコンで作った偽装結果ではないかといった部分は確かめようがありません。しかし、クリニックでの不妊治療として、精子提供を受けて人工授精や体外受精に挑む場合は、精子ドナーもクリニックで血液検査などを受ける必要があり、結果は女性側が代理で受け取ることも可能なので安全が担保できます。

シリンジ法より妊娠に至る確率が高い

シリンジ法は手軽に始められる一方で、妊娠に至らない人はなかなか妊娠に至らない方法でもあります。妊娠に至らないまま月日が過ぎてしまうと、気持ちも落ち込んでくるため、早めにクリニックでの治療にステップアップすることを推奨しています。

治療日が事前に決まるため都合がつけやすい

シリンジ法の場合、排卵予定日の2日前から前日を狙って何度か提供をするという形になります。対してクリニックでの治療の場合、提供を受ける女性には排卵日の前に通院頂く必要はありますが、クリニックで卵胞の状況を確認し治療日を事前に決めることになります。ここからは精子ドナー側の都合にもなりますが、事前に提供日が決まるため、遠方であっても仕事の都合をつけてクリニックまで伺うことが可能となります。

出自を知る権利の保障が可能

シリンジ法での提供の場合は、身元を開示する機会を設けたとしても、その情報が正確である保障はありません。クリニックでの提供となる場合は、精子ドナーも検査のため提供の前にクリニックに行く必要があり、その際の精子ドナーの来院予約は女性側で行うので個人情報を女性側に開示する必要が出てきます。

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